ここ最近、物思いにふける事が多く、夜はぼんやりとネットサーフィンで情報収集をしています。
その日も同じように調べ物をしようと思い、パソコンを立ち上げたら、ネットワークドライブの接続エラーが発生しました。
そのドライブにはネットから収集したファイルを格納するのに使用しています。
このままじゃ保存が出来ませんので、手動で開いておこうしたら下の画像の様になっていました。
「見慣れぬドライブが増えている……なんじゃ、こりゃ?」
diskpart と net use による不明ドライブ対策
私のパソコンは正常な状態であれば、ドライブレターは"C"と"D"になります。データ保存用のネットワークドライブは"I"を使用していますが、
WINRETOOLSという名前を付けた記憶はありません。
どうしてこうなった? 毛頭、記憶に御座いません。
新手のウィルスを踏んだかと冷や汗を流しましたが、このままではとても気分が悪いです。
分かる範囲で調べて、修復を試みました。
DIAGS, WINRETOOLSとは?
まずは小手先でGoogle先生で検索をかけたところ、本来は見えない隠しパーティションの可能性があるようです。
何故、見えるようになってしまったのかは不明ですが、外付けHDD等で接続した時に、
何かの拍子で見えてしまう事があるようです。
でも、何一つ接続した記憶がありません。 むしろ構成さえ変えていないのが実状でして……
ネットワークドライブの感覚で、突如として現れたE,G,H,Iの各ドライブを右クリックし、切断してしまえば良いと思いましたが、切断そのものが選択出来る状態ではなく断念しました。
またディスクの管理から切断を試みましたが、こちらもアウト。
管理画面に表記された割り当て容量が各ドライブのそれと同じなので、容量が記載されているドライブに関しては大本は内臓HDDの非表示領域だと判明しました。
ちなみにディスクの管理からでもドライブレターを外せない(というか、ドライブ指定されていない)ので、GUIベースでは解決でき無さそうな雰囲気です。
diskpart
GUIでダメなら、CUIを使っちゃえばいいじゃないという、今回のメインコンテンツはここからです。あまりCUIの経験はありませんが、物好きな趣味が背中を後押しします。
Winキー+Rからコマンドプロンプトを呼び出し、さっそくdiskpartと打ち込んで実行。
diskpartの窓が開いたら、情報を収集したりドライブレターを外したりしていきます。
主な操作は次の通りです。
- list volume
ボリュームの状態を一覧表示します。
この段階でIとGがドライブに設定されていました。
E,Hはありませんでしたが、分かるやつから対処します。 - select volume 3
Gのボリュームが3に設定されていたので、そこを選択 - remove letter=g
ボリューム3からドライブレーターGを削除します。 - list volume
正常に削除できたか確認→OK! - exit
すべての処理が終わって、diskpartを閉じる。
同じ処置をIにも行って、無事にdiskpart上ではCとDのドライブだけになりました
ただし、まだEとHドライブが残っています。
net use
ドライブレターとして設定されていても、diskpartでは表示されない。そうなるとネットワークドライブに設定されていると考えるのが妥当だと考えました。
実際、そんな甘い話ではなく、net use やってもE,Hドライブの表示はありませんでした。
ただし、ローカルディスク(H:)の状態は次のような状態で見覚えがあります。
これまで接続していたネットワークドライブを切断した直後。
ドライブとして表示はあるけれど、詳細な情報は表示されておらず、
開こうとしても「接続できません」云々なエラーメッセージが表示されるあの状態です。
なので、一思いに現在のネットワークドライブへ再接続しないようにしてしまいましょう。
- net use /persistent:no
ログオン時、ネットワークドライブへ再接続しない。
これで再接続がされないので、Hドライブが消えるはずです。
さっそく再起動→ドライブレターを確認したら、思惑通り消えていました。
Hドライブだけでなく、DIAGS(E:)も一緒に見当たりません。
突然ですが、全ての問題が解決しました。
おわりに
パソコンに関する問題は再起動すれば治るケースが多いです。今回の場合もそうだったのかな、なんて思う所もありますが、色々と勉強になったので結果オーライです。
私の方法が全て正しいとは思いませんが、こんなやり方でもどうにかなりましたよ的に記事を書いてみました。
同じトラブルになった人の参考になれば、とても嬉しいです。